I went to see Ji-Uta Mai dance performance by the dance school based in Princton NJ, directed by Junko Tano, an instructor of the school. Ji-Uta means "song of earth," which has been developed in Osaka and Kyoto, in the Western part of Japan, over 3 hundred years ago. The Ji-Uta Mai assimilates movements from Noh dances and Kabuki dances, and fosters spiritual concentration and body pliancy. Ji-Uta Mai performances convey the spirit of the piece and appeal to the human heart for interpretation. The six dancers beautifully and carefully conveyed the songs of Ji-Uta Mai at yesterday's performance. I was so impressed and inspired by Ms. Junko Tano's dance piece called "Mother and Gem." She is indeed a Master of Ji-Uta Mai.
昨晩主人と二人で田野純子さん主催による日本舞踊地唄舞公演に出かけた。
ニューヨークで本格的な地唄舞公演を見学することができたことは嬉しい。
地唄舞は、3百年ほど前(江戸期)に大阪や京都で発展した日本伝統舞踊の一種。
ソロパーフォーマーによる6演目は、初めて見る演目ばかり。
劇的で派手な動きではなく、たたみ一畳ほどの座敷でも踊れる舞は、唄の節を聴かせる内省的な地唄(伴奏)にマッチした内面的で重圧感のある振りが多い。
動く心情を動かない身体で表現することは容易では無い。艶物(つやもの)おどりは、大人の女性の色気や苦い情感などが繊細に表現されなければいけない。
地唄舞は結構面白いと思えたし、一瞬はまってしまいそうな踊りである。
最初の演目、Tea of Ceremoney Song の舞は、前半の部分では、扇で茶道の儀式を表現、後半の部分では、茶碗を拭く赤い小さなハンカチのような儀式道具が情感を表現する振りに使われていた。同じ江戸期に発展した茶道と地唄舞の歴史的な背景がうかがえる演目でもある。
ラストの演目、田野純子教師によるMother and Gem の熟練された舞に、私は最初から最後まで圧倒されっぱなしであった。グレーと白のシックな着物姿で舞台の中央に立たれていた田野さん、三味線の音が鳴り始めると舞台の照明が照らされ田野さんの姿にスポットライトが当たる、その瞬間の田野さんの立ち姿は、日本の歌舞妓舞台や日舞公演などで主役が登場する場面でよく聞こえてくる「いよー!田野」というような大きな掛け声が聞こえてきそうなほどお見事なお姿でした。
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